【評価 /10】
10点
【○】
・名作の復活!理想のリメイク
1994年、中学生の時に発売し心に深く残った名作が28年ぶりにフルリメイクされて復活。
当時94年の自分は中学生。ゲームブームがどんどん大きくなっていていた印象で、毎日テレビCMでゲームの広告が流れていた。
スーパーファミコンは今でも語り継がれる伝説のタイトル「クロノトリガー」「マザー2」「ファイナルファンタジー6」が発売するなどしていたり、アーケードでもキングオブファイターズ94やストリートファイターZERO、鉄拳2、年末には次世代機のセガサターンが発売するなどしており周囲では、ライブアライブを遊んでいる友達は少なかった記憶で、実際記録を調べると他タイトルが200万本以上売っている中ライブアライブは10分の1程度(27万本)しか売れなかったらしい。今だといい数字なのだが…
この前後で自分をゲームの沼にどんどんはめていった記憶に残るタイトルの一つ。
本作ライブアライブはオムニバス形式のショートストーリーでそれぞれ全く違う遊び心地どドラマになっており
こんなRPGがあるのか!と大きな衝撃を受けた。
「結局オリジナルと何が変わったの?」
という点について。
・グラフィックがHD-2Dに。
オクトパストラベラーやトライアングルストラテジーの技術である3Dだが2Dっぽいテイストにしている面白いグラフィック。
これのおかげでドットでは表現しきれなかったような立体的な演出が可能となり、様々な名シーンの演出がパワーアップしていた。
特にブリキ大王関連は最高!
・原曲を手掛けた下村陽子氏の完全監修でより豪華にフルアレンジ
各ドラマにあった最高の音楽が原曲の魅力を全く損なうことなくアレンジされている。
特に思い入れのある曲は聞くだけでシーンを思い出して胸が熱くなってしまう。
影山ヒロノブさんが熱唱する「GO!GO!ブリキ大王!!」は必聴。
・豪華すぎる声優陣による熱演でドラマがさらにパワーアップ
ここまで完璧すぎる声優陣のアサインがあるのか?というほど文句のつけようがない。
今後声優陣が完璧だったゲームといえば…でまずこのタイトルが浮かぶと思う。
声優さんたちによって命が吹き込まれ、ただでさえ涙腺崩壊のドラマがさらに素晴らしいものになっていた。
個人的に大好きなカンフー編では老師役にジャッキーチェン役の石丸博也さんをアサインしていたりとニヤリとする配役も最高でした。
・便利機能も充実
イベントスキップや物語をオートで送るなど。
ゲームの構造や物語などはほとんど変わっていないのだが、
あれから1000を超えるタイトルを遊んで今改めてプレイしても色褪せない名作だった。
特に本作のファンの人にはぜひとも遊んでほしい。
【×】
・当時は挑戦作だったが…
ライブアライブはアンダーテールをはじめ多くのタイトルに影響を与えてきたわけだが、
この30年近い間にライブアライブがやっていた事も当たり前になっていて、
ライブアライブに思い入れのない人が遊んだ時に売りである斬新さを感じるかというと古めかしさの方が感じられるかもしれない。
そういう点では今まで遊んだことがない若いRPGファンにもぜひプレイしてみて欲しいのだが、
ライブアライブになんらか思い入れのある人に強くお勧めする作品なのは間違いないかなと思う。
・表現の変更
一部女性の下着を入手するシーンなどが修正されてしまった。
【おまけ】
理想的なリメイクの形。
原作への強い思い入れがあるので満点としました。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える(オススメ)
8:良作(安定)
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:低クオリティ、バグ大、コンテンツ少
0~3:残念
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2022/08/12(金) 21:30:38|
- ├Nintendo Switch
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