【評価 /10】
10点
【○】
積み上げた集大成スプラトゥーンというゲームは任天堂の大発明であり大傑作。初代で既に完成されていた。
その後2が出たときに、初代がWiiUで発売したのが2015年、2が2017年、自分はあまり変わらない印象という評価をしていて
おもしろいが、2というより1.5という評価をして点数を少し下げていた。
では、本作の評価がまた上がっているのはまったく新しい何かを生み出しているのか?と言えば
「そうではない」
2から5年の歳月が経ち満を持してこの3が発売しているわけだが、何が凄いのか?
それは1.2を経て積み上げたゲームの厚み『ボリュームと練度』
素晴らしいアートやサウンドなどは言うまでもない。
たくさんのゲームモードとそれぞれの厚み、武器やギア(服)、対戦マップなど…
過去積み上げてきたからこその圧倒的なボリュームと遊びの深さ、
長くサービスしてきたからこその繰り返され改良されたユーザビリティ。
本作を遊んでいると今年凄まじい結果を出したあのゲームが浮かんでくる。
デモンズソウルからダークソウル、ブラッドボーン数々の作品を経て
そのリソースや改修の知識を終結させエルデンリングを作り出したイメージにとても近い。
スプラトゥーンを今まで遊んだことがない人はこの3から遊べばいいし、1.2からしばらく離れていたという人もぜひ手に取って遊んで見て欲しい。甘いしょっぱいを繰り返して永遠に手が止まらないように充実したゲームモードを行き来しているとあっという間に時間が溶けてしまう。さらにここから2年間のアップデート実施が宣言されているのでここからまた広がっていくスプラトゥーン3が最終的にどうなるのかとても楽しみ。
豊富なゲームモードヒーローモード
ソロプレイ用のストーリーモード。元は優れたチュートリアルという感じだったが、2のDLCで一人でもやる込めるようなしっかり遊べるアクションゲームになった。本作はその中間という感じで程よくもやりごたえがある非常に楽しいソロモードになっている。過去作の様々なアイディアが合体して厚みがある。
対戦
ここについては自分は浅い経験しかないのであまり語れないのだが、過去作の戦闘をしなくても勝てるという塗る事に重点を置いた遊び心地としっかり相手を倒さなければいけないシューターとしての中間のバランス間という感じで個人的にはとても楽しんでいる。ガチマッチも2までに積み上げたルールが多彩にあり飽きさせない。
サーモンラン
これが一番驚いたかもしれない。タワーディフェンスっぽい4人協力PVEバトル。2で実装された当初から敵のパターンやルールが大幅に追加されて何度やっても飽きないものすごい厚みのあるゲームになっていた。毎回武器、マップ、敵、ルールがランダムで選ばれるのでパフォーマンスを安定することが出来ず極めるのが難しいためやりごたえが凄まじい。
ナワバトラー
ソロ用カードゲーム。スプラトゥーンをモチーフにしたカードゲーム。デッキを作って相手と陣取りゲームをするのだが、これが癖になる面白さで夢中で遊んでしまう。対戦などに疲れたらこれをプレイしてまた対戦へ…という感じで楽しむことが出来る
収集要素とんでもない数のギアに加えて、今回はロッカーというどうぶつの森で家具を飾るようにカスタムできる場所がある。
対戦を延々繰り返した人も強くなる以外にお金を溶かす場所が出来ている。
かなり自由なカスタマイズが可能で他のプレイヤーさんのものを覗くのが楽しい。
【×】
冒頭でも言ったが新しさ3ならではという大きな驚きはない。
1.2にとんでもない時間を費やして遊んできた人はなおさらだと思う。
競技性が高くなっている印象初代を発売当日に遊んだ時の敵を倒せずとも塗れば勝てるというバランス感から長い時を経て、プレイヤー達も熟達しその人たちが満足する形にマップの構成やルールの複雑化、たくさんの武器を覚える必要があったり、ジャイロ操作推奨と、対人性、競技性の高い方向に寄っている印象がある。これが悪いということではないのだが、誰でも気軽に遊べるとは言い難いイメージで手軽さから遠ざかっている部分はたしかにある。
不安定初期にマッチングの不安定がちらほら。発売3日で345万本(あつ森ですら188万本)というswitch歴代1位の結果を出しているのもあってかなりの数の人が遊んでいるのも原因の一つ。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える(オススメ)
8:良作(安定)
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:低クオリティ、バグ大、コンテンツ少
0~3:残念
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2022/10/21(金) 21:14:42|
- ├Nintendo Switch
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