【評価 /10】
6点
【○】
2006年にアクワイアから発売したPS2の和風バカゲーまさかの復活!
貧富の格差が開いた江戸末期の日本を舞台に義賊になるもよし自分本位な泥棒になるも自由なアクションゲーム。
PS2の和風ゲームの傑作「侍道」シリーズのようなマルチエンディングを採用しており自身の行動次第で展開が変化していく。
主人公が「海老三」兄貴的存在が「藍之助」という時点からもうおふざけ臭がプンプンで実際ゲーム中も相手から盗んでおいて「正盗防衛!ジャーン」と出たりおふざけ放題だが、ステルスゲームの根幹に一石を投じるような非常に優れたアイディアも多くあり今遊んでも良くできているなと感心するポイントが多い隠れた名作ソフト。
・ジャストステルス
神業最大の特徴と言えるシステムで、ステルスゲームと言えば見つからないことが大前提でこのゲームももちろんそうなのだが、なんと神業は相手の正面に走りこんで行き、敵の視線に一瞬入った時のスローモーション時に回避を使う事で「ジャストステルス」が発動し、体が光っている短い時間に視線外に出れば見つかることはない。さらに、そのジャストステルスで体が光っている間に敵の懐をパンチすると一撃で大量に盗むことが出来たり、何度も殴らないと盗めないような箪笥などの大物も「一盗両断」の表示が出て一撃で懐に入れることが出来る。このゲームでは「素敵」に盗むことが非常に重要で、スタイリッシュなアクションを決めるほど高く評価される。主人公はお金を払う事で壁に張り付いたり、階段の段差に寝そべって隠れるなどの豊富な技を覚えていくのだが、それらを組み合わせて素敵なプレイを心掛けただの泥棒から華麗な怪盗を目指していく事が可能となり、プレイヤーの腕前が向上するほどスタイリッシュな自分のプレイに酔うことが出来る。個人的には盗んだアイテムを詰めた風呂敷をキャプテン翼ばりにシュートして敵を吹き飛ばすアクションが最高に笑える。
・マルチエンディング
大きくは病弱な娘のためにお金を使うのか、貧困な民のために使うのか、はたまた…と複数の選択肢がある。民に尽くせば町で岡っ引きに追いかけられても手配書を破ってくれて守ってくれるが、逆に民から盗んでいると石を投げられ家に帰るのも一苦労となってしまう。
【×】
・今の時代のゲームと比べてしまう…な不満点
まずPS2時代の粗さ、ガイドの甘さや移動のめんどくささ、カメラのストレス、遮蔽物が仕事していなかったりと不満はいくつかあるが、PS2時代に出たと思うとこのゲーム完成度高いなと感心してしまうのだが。あとボリュームはやはり少なめに感じると思う。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える(オススメ)
8:良作(安定)
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:低クオリティ、バグ大、コンテンツ少
0~3:残念
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2022/10/27(木) 21:09:19|
- ├PlayStation 4
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