【評価 /10】
8点
【○】
■最高傑作「2」をベースにした安定の面白さ
当時中学生の時に発売し、CDを読み込みモンスターを召喚するという斬新な遊びが面白くて家中のCDをかき集めて召喚し友達と遊んでいた。そんなネタっぽい飛び道具だけではなく、完成されたバランスで当時夢中で遊んだ「2」以降どんどん評価が下がっていく形になりシリーズもすっかり新作が出なくなってしまったのだが、今回25周年作品としてウルトラマンの怪獣をテーマにした新作がリリースされた。
・遊びのベースは2
本作は2をベースにほんの少し追加要素を足したものなのでドラクエ3を数年ぶりにやると面白いようにこのゲームも安定した遊び心地で楽しむことが出来る。悪く言えば代わり映えが薄いのだが過去にモンスターファームのファンだった人を裏切る事もないし、まったく触ったことがない人もシンプルかつ奥深いゲームでファンになる作品と言える。
・バトル
シンプルだが奥が深いかけひきが楽しめるバトルシステム。今回はダッシュというガッツをつかって相手に距離を詰める要素が入った。これによって劇的に遊びが変化したという感覚はないのだが、距離を離された近接型が一気に距離を詰めることが出来るのでストレスが減り、思ったようにユニットを動かせる感覚がありとても良い。
・CDが必要なく検索呼び出し
スマートフォン版のモンスターファーム同様、好きなアーティストや楽曲から検索してモンスターを呼び出せるNFC(suicaなど)を使った召喚も可能となっている。好きなアーティストから怪獣を呼び出しているだけでも楽しい。
■生き物のような個性
でかくてかわいい怪獣たち。本来ウルトラマンの敵役な怪獣たちでおぞましい見た目のやつもいるのだが育てているととてもコミカルで愛着がわいてくる。ビジュアルが良い感じに特撮の着ぐるみっぽくなっていて成功した時の仕草でジャンプして喜んだり、わからないことがあると首をかしげ達とかわいいモーションがたくさん仕込まれている。
怪獣を複数育てると、トレーニングをやるとおとなしく頑張るやつもいればすぐストレスで暴れるやつがいたり、怒ったら牧場を破壊するやつもいれば家でをしてしばらくかえってこなかったりドカ食いをして太るやつもいたりと、本当に生き物のような個性がそれぞれ感じられてとても楽しい。
【×】
■怪獣のリソースが少ない
この手のゲームで最も重要だと思うが、本作は全てのビジュアルを作り直しているのでリソースがそれほど多くない。300種類いるという触れ込みだか色違いや合成した怪獣が多く似たようなやつばかり出て来てしまうのでこのボリュームが仮にもっとあればCDから呼び出しているだけでも相当面白かったと思うので、次回作ではぜひ実現して欲しい。
■保管数
怪獣やクッキーなどの保管できる数が少なく、売却作業が面倒でもっと上限を増やして欲しかった。
■奥深さ
良く言えばSランクまで楽しく遊べるシンプルさだがゲームの底は浅い。
もっと踏み込んでローグライクなイベントがあったりパワプロのサクセスみたいな仕掛けを入れたりすると、もっと面白くなるんじゃないかなってモンスターファームのさらなる可能性を感じた。
【おまけ】
非常に良いコラボレーションの例で、ガンダム、キン肉マン、仮面ライダーなんかえやっても面白いんだろうなと
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える(オススメ)
8:良作(安定)
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:低クオリティ、バグ大、コンテンツ少
0~3:残念
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2022/11/10(木) 21:19:08|
- ├Nintendo Switch
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