【評価 /10】
9点
【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念
【良い点】
万人にオススメ出来るピクミン最高傑作
本作は、数々の新要素や新しい遊び心地を追加しているのだが、ピクミンに求めるものは全てそろっている「こういうのでいいんだよ」的な正当続編で、今まで面倒だった部分も改良され弱点が限りなく少ない
ピクミンの到達点のような作品「ピクミンを久しぶりにやる、初めてやるならどれ?」と聞かれたら「4です」と答えるでは、初心者向けなのか?と言われると初心者~上級者まで万人向け。任天堂らしい素晴らしいゲームデザインで全くやったことない人が段階を踏んで遊びを理解していき、やりごたえを感じながらクリアまで夢中で楽しめて、さらにやりこみ要素ではピクミンの技術を究極に突き詰めたプレイヤーが楽しめるような部分もしっかりある。
グラフィックの大幅な進化によって新しいステージに行き、敵生物や植物を眺めるのがとても楽しかった。
幅広い遊び心地
いつも通りのゆっくりとピクミンの数を増やしながら大きな敵を倒したり物を運んでどんどんピクミン軍団を大きくしていくようなRPGライクな遊び心地は基本としてあり本作は歴代全てのピクミンが登場し、コレクションアイテム、ステージ、敵の種類なども凄いボリュームとなっているのでやりごたえ抜群。
本作はそんないつも通りのルールをベースとしつつも、謎解きパズルのような「ダンドリ」や、ダンドリの対戦モード、タワーディフェンスのような防衛に特化した夜のミッションなど
様々な遊び心地が交互に織りなしつつ進んでいくので、しょっぱい甘いを繰り返すように退屈を感じずクリアまで夢中で駆け抜けた。ダンドリについて
ピクミンは元々RTS(リアルタイムストラテジー)の遊びを簡略したもので、RTSというジャンルは韓国や中国では日本で言う誰でも知ってるドラクエやマリオ的存在がウォークラフトやスタークラフトだったりするのだが、そんなハードルの高いコアでニッチなゲーム性を万人大衆向けにしたもの。本作にある「ダンドリ」はそんなRTSの遊び心地により踏み込んでいる印象で、限られた時間の中でどういう手順でピクミンを増やしステージの問題をかたずけていくのかを謎解きしていくのはやりごたえがりとても楽しい。さらにこの対戦モードもRTSにマリオカート的アイテム要素を加えていたり、相手の陣地に放り込むと成長パワーを奪えるしかけなど様々な新しい試みがされていたのだが、絶妙なバランスに仕上がっていてとても楽しかった。
オッチン
本作に登場する救助犬。ぶっちゃけ遊びとしてはピクミンの亜種ユニットみたいな存在なのだが、頼もしいしとにかくかわいいので癒される。
図鑑
生物図鑑が素晴らしい。動いてる様子を見ることが出来、爆弾などのアイテムを放り込んでリアクションを見る事も出来る。
【不満点】
拠点拡張の喜びがほとんどない
本作は100人くらいの遭難者を助けて行きどんどん拠点に人が増えていくという概念がある。大体この手の要素があるゲームでは、簡素な空き地が人を助けて増えていくことで大きな町になっていき遊びも増えていくみたいな内容があるのだが、このゲームは遭難者をたくさん助けてもビジュアル面の表現が寂しく、空き地がでかくなり、空き地に立ってる人が増えるだけ、話しかけてもトークンが貰えるだけで何か遊びが増えるという部分も初期メンバーの段階しかない。
できればテレビクルーを助けたら番組が始まるとか、大工を助けたら家がたって大きなってショップが出来るとか、犬小屋が出来てオッチンが寝てる様子が見れるとか、町にいる人同士でも交流があるとか、今回割り切って簡素に表現していた成長表現をもう少しビジュアル化して欲しかったという欲はある。
親切すぎるくらいなので縛りが必要
悪い点ではなく、これから遊ぶ人への注意点として、間違えてピクミンを大量に失ってもやり直しが気楽にできてピクミンをいっぱい死なせてしまったあの申し訳なさみたいなものが感じる事が出来ないし、万能なぶっ壊れピクミンなどもいるので、よく言えば本当に誰でも遊べる逃げ道があるのは素晴らしい事なのだが、真に楽しむなら多少プレイヤーで縛りを入れた方が良さそう。
【結論】
〇おすすめする人
・ピクミンの最高傑作がやりたい
・ピクミン初心者
・ピクミン熟達者
×おすすめ出来ない人
・虫が苦手
テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2023/07/30(日) 21:16:48|
- ├Nintendo Switch
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