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ゲームレビュー ボクラの九龍城

ゲームばっかりやってる人のメモ帳

なつもん

【評価 /10】
8点



【評価のざっくりした基準】
10:神ゲー
9:良作の一線を超える
8:良作
6~7:問題はあるが魅力がありオススメ
4~5:不満が多いので人を選ぶ
0~3:残念


【良い点】
オープンワールドぼくなつ


ディレクターは『ぼくのなつやすみシリーズ』のミレニアムキッチン綾部和氏、プロデューサーが『牧場物語シリーズ』トイボックス和田康宏氏という、ある意味でぼくなつ×牧場物語という奇跡のコラボが実現したタイトルで両方のファンなのでとても楽しみにしていた。

結論「これぼくなつなの?」という疑問があると思うが、自分は全てのぼくなつシリーズを遊んでいる身として
これに簡潔に答えると、劇的にゲーム性が変化したけど、ちゃんとぼくなつの遺伝子を受け継いだものだよと答えたい。
ポイントを細かく紹介していく。

本作最大の特徴は3Dのオープンワールドを自由に探索出来る事。過去のぼくなつシリーズは2D背景の中を3Dのキャラが移動していく感じで、PS時代くらいのRPGなどによく使えわれたような形だったが、本作はあえてその特徴を建物の内部などに制限して、外では基本フル3Dのオープンワールドで自由に釣りしたり虫を捕まえたりいろんな田舎の人と交流してひと夏の思い出を作ってい。

「オープンワールドでぼくなつってそんなのおもしろいに決まってるじゃん」というのを真っすぐ作って成功している。
いざプレイして驚いたのは、発売後SNSで「ぼくなつザワイルド」なんて呼ばれるくらいオープンワールドの遊びに振り切っている事。

主人公はあらゆる場所を素手でよじ登っていき、民家の屋根から屋根へ飛び回り、町の全景が見えるような山頂からハットリくんのように布一枚で滑空して見せる。サーカス団の息子という設定ではとてもじゃないけどフォローしきれないほどの圧倒的身体能力で自由に冒険が出来るようになっていた。リアリティがどうのこうのっていうのはそんなに気にならなくて、オープンワールドになったからには思った事が自由にできる、見えてる場所にいけるみたいな事が凄く大事だと思うので、むしろ壁に引っかかって遠回りとかする羽目になったらかなり評価が落ちていたと思う。

操作性が良く、遊ぶほどスタミナが増え、ジャンプ力もあがり成長感を感じながら広大なオープンワールドを自由に移動して様々な隠されたアイテムやロケーションなどを見つけていくのはとても楽しかった。


豊富なイベント

キャラクターが本当に多いしそれぞれの会話劇やイベントは相当なボリュームになっている。毎日少しずつ新しいイベントや会話が展開していくので寝る前に絵日記を書いて次の朝を迎えるのが楽しみになる。日数の区切りでマップに出現する虫のリストも変化するので探索済みのつまらない領域がある日を境にまた最初から始まったように充実するのも良い仕掛け。

独特の会話のワードセンスにぼくなつをたしかに感じる部分が多くあり、子供の時にはちょっとわからなかった大人の哀愁を感じたりする部分も凄く良い。



【不満点】
ぼくなつにしかないもの


これは言語化するのが難しいポイントなのだが、このゲームにもオラなつにも失われたものがある。
自分に響かない時代設定なのか、背景のグラフィックテイストなのか、サーカス団という家族、ペンションという環境なのか、自分でも何が原因なのか複合的なのかわからないのだが…

ぼくなつにしかないあの何とも言えないノスタルジーの風景、仏壇の前の狭い部屋でちゃぶ台でみんなでごはんを食べたり、風呂上がりの寝るまでのあの何とも言えない居間の時間、昼間はなんともない場所が夜はなんだか不気味に見えるとか…たしかにあったけど失われたもの、もう戻れないあの独特の空気感というか…それがこのゲームにあまり感じられなかった。


虫相撲がない、釣り


クレヨンしんちゃんの方でもオミットされていたのだが、個人的にはかなり面白い要素なのでぼくなつの続編にはぜひ盛り込んで欲しい。釣りももう少しボリュームとゲーム性があるものにして欲しかった。




【結論】
〇おすすめする人
・まったり世界観のオープンワールドゲームがやりたい
・優しい田舎の人々と交流しながら虫取りや釣りをして「あの夏休み」をもう一度体験したい
・ぼくなつシリーズの新しい挑戦を応援したい

×おすすめ出来ない人
・とにかく虫相撲がやりたい
・昭和のノスタルジーを感じたい

テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

  1. 2023/08/24(木) 19:49:54|
  2.  ├Nintendo Switch
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  4. | コメント:0
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