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ゲームレビュー ボクラの九龍城

ゲームばっかりやってる人のメモ帳

セブンスドラゴン

【評価 /10】
4点

セブンスドラゴン 特典 特製冊子「ドラゴンクロニクル」+CD「リミテッドサウンドトラック fragment」付きセブンスドラゴン 特典 特製冊子「ドラゴンクロニクル」+CD「リミテッドサウンドトラック fragment」付き
(2009/03/05)
Nintendo DS

商品詳細を見る

【○】
■キャラクターデザイン
2頭身のキャラクターがとてもカワイイ。
戦闘中に動くエフェクトもグッド。


【×】
■MAPの大半が毒沼
笑えるって意味で斬新。
世界中がフロワロという赤い花に覆われていて、触れるとダメージを食らう。
ドラクエでいうダメージ床が、フィールド、ダンジョンMAP全体に広がっている感じ。

ドラゴンクエストをやったことある人がそれだけ聞いたら
「そんなんじゃ宿屋に何度も帰る羽目になるしおもしろくないだろう」
と想像するだろうが、その通り。
貴重なスキルポイントを裂いて軽減するか、
後半で軽減するアイテムが登場するので、そこまで我慢する必要がある。
※フィールドの場合一度ダメージを食らって通過すると消える。

ちょっとシビアなモンスターのバランスも相まって全滅にも結びつきやすく、
回復を何度もする羽目になり非常にテンポが悪い。

この要素が入っている事で何かおもしろみに繋がっているのかが理解できない。
フロワロを駆除するとお店の商品が安くなったりするが、
ようは駆除作業をしないと高いまま。

「世界観ですから…」でコレを片付けたのなら、かなりセンスがない。


■クエスト
1)クエストの受ける手順
街にいる依頼人に話を聞く

クエスト管理事務所に行く

依頼人に詳細を聞けと言われて依頼人に聞く

目的のアイテムを依頼人に渡す

クエスト事務所に報酬を貰う

二度手間超えてる
各地域に用意されているクエスト事務所に一括するば良いと思う。
ゲームを開始してこのクエストの流れを確認した時点で、
「あ・・・このゲームはやばそうだ」って全てを物語っているように感じた。

2)クエストの内容確認
基本的には、依頼人本人から聞かなければいけない。
つまり…クエストを受けたNPCの村や場所を忘れた場合探し回る必要がある。

3)クエストの対象が不明
クエストで取って来いと言われたアイテムの入手経路がノーヒント

4)クエストを解決するテンポ
クエストっていうのはユーザーに小さな目標を与えたり、
達成感を与えていきながら、新要素の説明を入れたり
別の目的も果たすような機能だと思うのだが、
なかなか集まらないアイテムを集めて来る作業感、不毛さを感じさせる内容や、
今受けても当分クリアー出来ないようなクエストを受けさせたりとか
「他のRPGにクエストってのが入ってるんで・・・」くらいの
なんとなく入れてみましたってくらいのユルイ考えが臭う。


■文章能力
特にヒドイのは魔法やスキルの効果説明。
効果時間、対象が、かなりわかりずらい。

例1)「双燕」燕の軌道を真似て瞬間で4度切るスキル
4回攻撃かと思いきや、2倍くらいのダメージが一発当たる。

例2)「クラフトマナ」自らのマナを増幅し分け与えるスキル。
自分のマナを周りに分け与えると書いてあるが、自分も増える。

例3)「タフネスハート」自分の最大LIFEがアップ
どれだけアップするんだよ

例4)「刀マスタリー」カタナ攻撃力↑
刀って武器の攻撃力があがるのか、刀スキルの威力があがるのか?


■成長感が薄い バランスが悪い
レベルアップでスキルポイントが貰えて、
好きなスキルを成長させる事でオリジナルキャラクターを作れるよっていうゲームなのだが
微妙な効果、ようはハズレのスキルが多く、適当に振っていると成長感を感じにくい。

適当なパーティー構成、適当なスキルに振って遊んでいると
ハズレスキルを引いて、失敗感を味わいやすく、
ジョブ同士、このスキルとこのスキルが一緒のパーティーにいると
こんな相乗効果が!というような魅力もあるのだが、
熱心に遊んで後半やっと理解できるようになったりという感じ。

ようは、どういうことかってバランスが悪い。
ガチの職業、スキルを選ぶとかなり遊びやすくなるが、
適当に遊ぶと難易度が跳ね上がる。

↑でスキル説明が曖昧でどうしようもないのだが、
この辺を詳細にして、このスキルを覚えさせて、このジョブと組むと
こういうコンボが出来るよっていうような案内をして、
プレイヤーがそれを目標に「こういうパーティー構成を組み立てよう!」って
成長を楽しめるゲームにしたほうが良いと思う。

ハズレスキルを引いてしまい、
ガッカリする比率が高いって致命的にモチベーション下がるので。
そのへんがちゃんとしてないからレベルアップが嬉しくない。


■その他の違和感
・ドラクエでいう「ルーラ」が街に直接飛ばないので、
 飛び先のポータルから街に入るまでに1~2回戦闘するハメになる。
・Yボタンがメニュー(大半のRPGはひし形の↑がメニューじゃない?)
・お店に入って真っ直ぐにNPCがいない場合が多い。
・見下ろしマップで道もつながってないのに看板に「この先」って方向指示の役目を果たしてない。
・ターンが回ってきているキャラと、魔法の対象のマーキングが同じデザインで自分に回復魔法をかけようとすると
 重なってマーキングが消える。
・NPCが、世界観にも結びつかないような本当にどうでも良い事を話している場合が多い。
・フィールドスキルを使った後、効果が切れましたっていうメッセージが出ない。
・ミッションの報告が最初の街でしか出来ない。
・お店のNPCがカウンターの前にいるのにカウンター越しに話せない場合がある。


■よく言えばボリューミーだが…
正直同じ事の繰り返しになり、退屈。
強力な敵に精神コマンド使って体力を削るスパロボみたいになってくる。

全然そんな事ないって人は666匹もいるドラゴンを殺して
更に隠しダンジョンまで登場するのでおなかいっぱい楽しめる。



【オマケ】
褒める所はほとんどない。
王道とか…古き良きRPGとか…そんな感想を何処かで見かけたが
ただ不親切でおもしろくないRPGという印象

様々な不親切要素に慣れ、
パーティー構成、スキルを良く把握してガチパーティーを構成すれば、
前向きに言えば、歯ごたえがあるRPGとしてそこそこまともに遊べる。
変なパーティーにして、縛りプレイがおもしろいってゲームでもない。ただマゾいだけ。
そういうチャレンジをするならバランスの良いゲームでやりたい。

とにかく、
このゲームを作ってる人達はゲームを作るセンスがないか、開発環境が悪い。

斬新なテーマでもなく、王道のRPG。
日本にはこの同系統のゲームが腐るほどあって
様々なブラッシュアップがされているのに
このゲームは明らかに退化…いや、横道に反れてわざと悪ふざけをしているようにも感じる。

「俺のこだわりの世界観を実現するためにプレイヤーには多少苦労してもらう」
「こんなんおもしろいだろ!?実際やったらどうかわからんけどww」

そんなエゴすら臭う、ちゃんと遊んでみたのか?と聞きたくなる。

過去の似たような作品のどういうシステムが評価されているとか、
そういうゲームを遊んできたユーザーにとって快適に遊ぶポイントってなんだろうとか、
もっとゲームを遊んで研究するべき。

オリジナリティとか気にする前に、普通に遊べるゲームを作れるようになる必要がある。

スキルの組み合わせ、ジョブの組み合わせ次第でおもしろい戦略のパーティーが作れるなど
おもしろい要素もあるのだが、見えずらいまま埋まってしまった。


【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ


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テーマ:ニンテンドーDS - ジャンル:ゲーム

  1. 2009/03/27(金) 21:12:00|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

ここまで書いて、4点もあるのかw
  1. 2009/03/28(土) 12:29:59 |
  2. URL |
  3. アキクソ #-
  4. [ 編集]

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