【評価 /10】
8点
【○】
■単純で楽しいゲーム性
ピクミンは数種類いて、
赤ピクミンは火に強い、白ピクミンは毒がある。なんて特徴がある。
燃えている扉を開くには赤ピクミンを投入する。
同様に火を噴く敵には赤ピクミン。
毒を吐く敵には白ピクミンを投入して攻撃する。
というような、新しい謎解きや、敵などの試練に出会う度に
攻略法を想像して、実験!結果攻略という流れが単純明快でテンポが良い。
ピクミンはいうなれば「蟻」みたいなもので、
食べ物や、敵の死骸を巣に運んで繁殖する。
(こういうとなんかグロイんだけど、表現はかわいいもんです)
そうやって増やした最大100匹のピクミンをワラワラ連れ歩き、
巨大な敵を倒して、死骸を巣穴に運ぶ時は、えも知れぬ快感があります。
他にも空き缶や、電池など、人間の日常雑貨みたいなもんが
転がっていて、そいつを巣穴に持ち帰りコレクションする楽しみもある。
20匹は敵を倒せ!もう30匹はアイテムを運べ!残りはオレと来い!というように
「蟻」部隊をマネージメントするような作業はピクミンでしか味わえない楽しさ。
■グラフィック
登場するキャラクターはピクミンを筆頭に、敵クリーチャーも含めてとてもかわいい。
コミカルな動きを見ているだけでも楽しい。
ステージは、まさかココ地球なの?と想像をかきたてるようなオブジェクトが多く
地球らしき変な星で、でガリバー体験しているような気分に。
■テーマ?
このゲームは可愛いイメージだが、
結構シビアな表現がいくつかあって、
食物連鎖、弱肉強食、命の尊さ。
なんてものを感じさせてくれる。
大体初見の敵や仕掛けには尊い犠牲が出ます。
ピクミンが爆死したり、食われたり、溺れ死んだりバンバン死んでしまう。
正直ピクミンは簡単に増やせるので、ゲーム的には命が軽いのだが、
歌を歌いながらチョコチョコ自分の後をついてきて
巨大な敵にも恐れず特攻するピクミン達はとてもかわいくて愛着がわいてきます。
そんなピクミン達の死は、表現が強調されていて、何度も切ない気分になってしまう。
このゲームは1日の時間が時計で進んでいるんだけど、
夜になると、原生生物が凶暴になるので、
ピクミンを集めて宇宙船で空に避難し、昼間また降りてくるという設定です。
このタイムリミットまでに主人公からピクミンが遠いと、
置いていかれたピクミンが原生生物に食われる様を見せ付けられ、
一日のレポートで何匹犠牲が出ましたと発表され、
自分の不甲斐なさに結構へこまされます。
命の軽いピクミンだけど、自分の操作ミスで死なせてはいけない!と
思わず頑張ってしまう。コレもピクミンの魅力だと思う。
【×】
■リモコン操作
ポインターでピクミンに指示を出す仕組みなのだが、
ちょっとずれて川の中に投げ込んでしまったり失敗起こりやすいし、
ピクミン部隊を分けたり、移動させたりするの基本操作も手間に感じる。
どうしようもないって事はないけど、リモコンになって良かったって事はない。
■小さなストレス
ピクミンが引っかかってたりするのをイチイチ集めなきゃいけなかったり
ピクミンが勝手に水にはいって溺れ死んだりと、少々ストレスもある。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
テーマ:日記・雑記 - ジャンル:ゲーム
- 2009/06/15(月) 09:48:23|
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