【評価 /10】
8点
【○】
■名作の良い所取り
1)シームレスの箱庭空間(GTAシリーズ)
エンパイアシティという荒廃した街が舞台。
街を歩いていると、
他のNPCを襲っている者、死んだ人を物色している者、倒れた人を心配している者
NPCそれぞれが独自の行動をして生活している。
昼夜もあり夜は街中がネオンで輝くのが特徴的。生きた街を美しいグラフィックで表現している。
2)移動ルートは自由(アサシンクリード、ライオットアクト)
目に見える建物すべて突起さえあればつかんで上っていく事が出来る。
状況に応じて自分なりの攻略ルートを組み立てられる。
3)善悪の概念がある(フェイブル、フォールアウト)
プレイヤーの行動、選択によって主人公の容姿、人々の反応、スキルが変化する
4)主人公は超人(ライオットアクト、プロトタイプ)
主人公は電気を操る超人。
遠距離に電気を飛ばして感電させたり、障害物を電磁波で跳ね上げたり
電気のナイフを手にまとって切り裂いたり、アメコミヒーローのように悪党どもを蹂躙できる。
5)スピーディーな移動(ジェットセットラジオ)
主人公は電気人間で銃器や車が使えないという設定なのだが、
街が復興するにつれ、電線を滑って移動したり、走っている電車に飛び乗ったりと
快適な移動を楽しめる。
■テンポ
このゲームの最も評価すべきポイント
1)コンテニュー
死んでも手前でコンテニューするのでストレスが少ない。
長いクエストは途中でコンテニューを区切ってくれるのも親切。
2)シナリオ
シナリオが次々展開して、クエストの行き先もMAPに表示されるので非常にわかりやすい。
3)操作
移動周りも障害物に飛び乗る時、上手に補正してくれるのでミスが起こりずらく
気持ちよく超人プレイを体験させてくれる。快適性は抜群。
4)遊びが増えていく
このゲームは攻略するほど遊びが増えて、移動も快適になっていく。
成長感、攻略の進行を感じさせるのが上手い。
遊びが広がっていく事により似たようなクエストでも楽しんで続けられる。
■戦闘
単純な操作で派手な演出、レスポンスが返ってくる理想系。
ゴリ押しでもタイミングがよければクリアーできるのだが
敵AIがかなり賢いので、どの位置から攻撃するか、
どのスキルで有利に進めるかというのが結構大事。
敵の近辺にある車を攻撃して誘爆でダメージを与えたり
水溜りに電気を流して漏電させたり
敵の位置を確認してから一番有利な場所に移動して狙い撃ちにしたり戦略性もある。
その辺にある車をひっくり返して盾にしたり
ピンチの時たまたま通りかかった電車に飛び付いて距離をとったり
アメコミのようなかっこいいシーンを自分で作り出せるのも良かった。
ただ進んでいくと、どんどん派手なスキルを覚えて大味になるので
ストレスはないが、もう少し深みがあってもいいかなとは思った。
【×】
■オリジナリティ
良い所取りのゲームだって話をしたけど、
つまり新鮮さや感動が薄かった。
その点数を引いたが、
初体験が多い人にとってはもっと満足出来る内容だと思う。
■ローカライズ
残念ながら字幕翻訳。
アクションしながら読むのは少し辛い。
あと小さなイベントは翻訳されていないのが残念。
■クエストのバリエーション不足
クエストの数自体は多いのだが、
討伐、エスコート、目標破壊などパターンが少ない。
場所は違えど同じ目標のミッションを立て続けに選んでしまう事になりやすくて
飽きを感じやすい。これはGTAやアサクリにもあった。
もう少しバリエーションを増やすか表現の工夫をして欲しいかな。
■ロックオンがない
敵がいい動きをするのでイライラの原因になる。
【おまけ】
このゲームに新しさみたいなものは期待できないが、
とても丁寧に作られていてテンポ良く楽しめた。
メインストーリーがテンポ良く進行するのが日本人向きかも。
【点数のざっくりした基準】
10:神ゲー(完成度+独創性)
9:良作の一線を超える
8:良作
7:少々問題はあるが合格点
6:平凡だが十分遊べる
4~5:定価の価値はない (低クオリティ、バグ大、コンテンツ少)
0~3:これはヒドイ
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テーマ:■PLAYSTATION®3 - ジャンル:ゲーム
- 2009/11/27(金) 23:25:32|
- ├PlayStation 3
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